施肥の目的
芝生の施肥には、次のような目的があります。
- 芝生の生育を促進する。
- 病害への抵抗力を高める。
- 土壌を改良し、地力を維持する。
芝刈りと同様に、美しい芝生を維持するために欠かせない管理作業であり、裸地化しやすい場所では芝生の再生にも重要になります。
施肥の時期・回数・施肥量
基本的な考え方
- 芝生の種類によって施肥時期や回数は異なる。
- 必要な施肥量を複数回に分けて与えることで、安全かつ均一な生育を促進できる。
ノシバ・コウライシバの場合
- 元肥として緩効性肥料を施用する。
- 追肥は速効性肥料を年2回(4月・6月)~4回(4月・5月・6月・9月)程度行う。
- 良好な芝生を維持するには、年間3回以上の施肥が望ましい。
- 散布回数を増やせない場合は、IB化成肥料など緩効性肥料を使用するとよい。
施肥量の目安
- 芝刈り回数が多いほど、施肥回数も増やす必要がある。
- 年間有効成分量の目安は、1㎡あたり窒素(N)15~25g程度。
- 標準的な肥料成分比率は、窒素(N):リン酸(P):カリ(K)=1:1.5:1。
- 火山灰土壌などリン酸吸収が大きい土壌では、N:P:K=1:1.5:1.5が適している。
施肥の方法
- 一般的には、人力による手撒きや、小型散布機・手押し式肥料散布機をします。
- 大面積の芝生では、大型散布機を使用すると効率的に作業できます。
まとめ
芝生の施肥は、生育促進や病害抵抗性の向上、土壌環境の維持を目的として行います。ノシバやコウライシバでは、元肥に緩効性肥料を用い、年間3回以上の施肥を行うことが理想になります。また、芝刈り頻度や土壌条件に応じて施肥量や成分比率を調整することが、美しい芝生を維持するポイントとなります。
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